キャプテン2の墨谷vs御法島は箕島vs星稜の再来か?歴史的試合との比較

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現在、グランドジャンプで連載中の原案ちばあきお、原作コージィ城倉の『キャプテン2』における墨谷(すみや) 対 御法島(みのりしま)の試合は、1979年の甲子園で行われた伝説の一戦、箕島(みのしま) 対 星稜(せいりょう)の延長18回試合を想起させる展開であると、読者の間で指摘されています。

わたし自身も当初、谷口監督が率いる墨谷の甲子園の準々決勝は箕島 対 星稜戦へのオマージュだと考えていました。

しかし、得点が入るイニングの一致や、延長14回裏に描かれた隠し球、さらに『キャプテン2』第19巻の帯にある「球史に残る激闘が始まった!(これはマジです)」という文言を目にしたことで、単なるオマージュではなく、試合展開そのものを再現しているのではないかと感じるようになりました。

本記事では、当時の「箕島 対 星稜」と「墨谷 対 御法島」を比較しながら、『キャプテン2』がこの歴史的試合をどこまで踏襲しているのか、その行方を追ってゆきたいと思います。

作品の作者や公式が明確に元ネタとして言及しているわけではない点と、墨谷高校 対 御法島高校のネタバレがありますので読む人は注意して下さい。

※キャプテン2の原作に関する情報はPRを含みます。リンク先は外部サイトとなりますことをご了承下さい。

1979年の甲子園 箕島vs星稜の延長18回の試合

伝説となった「史上最高の試合」

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1979年夏の甲子園、3回戦で実現した箕島対星稜の一戦は、今なお「高校野球史上最高の試合」と語り継がれています。

この試合は、単なる延長戦の末の決着というだけでなく、何度も訪れた絶望的な状況を奇跡で跳ね返す、ドラマのような展開の連続でした。

延長12回、絶望からの同点弾

試合が大きく動いたのは、1対1の同点で迎えた延長12回表です。星稜が1点を勝ち越し、その裏、箕島は二死無走者まで追い詰められます。

誰もが星稜の勝利を確信した瞬間、箕島の嶋田選手が起死回生の同点ホームランを放ち、試合を振り出しに戻しました。

再び訪れた窮地、延長16回の奇跡

さらにドラマは続きます。延長16回表、星稜が再び1点を勝ち越します。その裏、箕島はまたしても二死無走者の窮地に立たされました。

ここで打席に立った森川選手が放った打球は、一塁側への平凡なファウルフライとなります。

しかし、星稜の一塁手・加藤選手が人工芝の継ぎ目に足を奪われて転倒してファウルとなります。(世紀の落球)」。

命拾いした森川選手は、その直後の球を左中間スタンドへ運び、再び同点に追いつくという、信じられない展開を見せました。

延長18回、死闘の決着とその先へ

箕島のチームのエース石井が18イニングスを一人で投げ抜き、星稜の勝ちはなくなった延長18回裏に、箕島がチャンスを作り、最後は上野選手のサヨナラ安打で激闘に終止符を打ちました。

3時間50分に及ぶ死闘の中、選手たちが見せた執念と、試合後に互いの健闘を称え合う爽やかな姿は、多くの日本人の記憶に深く刻まれています。

この勝利で勢いに乗った箕島は、このまま勝ち進み、史上3校目となる春夏連覇の偉業を達成することとなりました。

キャプテン2 墨谷vs御法島戦の延長戦 第127話~132話

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第127話「極限の挟殺プレーの中での巻」

墨谷と御法島の試合は2時間半経っても決着せず延長へ。公園で様子を気にしていた谷口と近藤の父は、格上相手に善戦する展開に驚きつつも不安を募らせる。

試合会場に戻ると12回表、一塁、二塁の危機で近藤が続投。セカンド丸井のエラーで1点を失うが、スクイズ崩れで冷静に挟殺を狙うなど落ち着いた対応を見せ、最後は三振で最少失点に抑えた。試合は緊張のまま続いていく。

箕島vs星稜との比較
星稜が一死後、安打と四球で走者を貯めると、続く石黒の二塁ゴロを、箕島の二塁手・上野山がトンネル、その間に走者が還り星稜が1点勝ち越し。

第128話「青い炎の巻」

12回表、御法島が1点を奪うも、墨谷の近藤が踏ん張り試合は12回裏へ。公園で谷口と近藤の父親がナイター経験を語り合い、わずかな逆転の可能性を示唆するが、相手の実力を思い近藤の父は慎重だった。

甲子園では藤尾監督が長い試合の終盤を感じ、一色は翌日の準決勝を意識しながら投球練習へ。円陣の中心で谷口は、ナイター経験が有利になると仲間を励ます。

12回裏、島田と近藤は一色の球威とナイターの見えづらさに打ち取られ、残るは丸井。失策の悔しさを胸に振り抜いたカーブの打球はレフト後方のラッキーゾーンへ消えていった。

箕島vs星稜との比較
12回裏、箕島が簡単に2アウトとなるが、続く嶋田はカウント1-0から左翼ラッキーゾーンへの同点本塁打を放ち、箕島が同点に追いつく。

第129話「ニュース中の会話の巻」

延長12回裏、追い込まれた墨谷高校は、2アウトから丸井がレフトのラッキーゾーンへ劇的な同点弾。実況は絶叫し、相手も呆然。バッテリーは底知れぬパワーを痛感する。

丸井は相手がストライクで攻め続けた意図を読み切って放った一撃だったと語り、ベンチは歓喜、谷口は涙ぐむ丸井を迎えた。

監督・谷口と主将・丸井が中学時代からの同志だと実況が紹介し、球場全体が熱狂。田所電機、市川記者、大阪の浪国高校もその才能に震える。

同点のまま片瀬はレフトフライで攻撃終了し、試合は13回へ。近藤は疲労困憊でマウンドに上がるが球威が落ち、御法島に2アウト1・2塁のピンチを招き、谷口らも不安を募らせた。

第130話「近藤に投げさせたくないの巻」

延長13回、疲れの見える近藤は野上をセカンドゴロに抑えて切り抜ける。13回裏は墨谷が攻めるも無得点。松川は「自分を投げさせてほしい」と訴えるが、谷口は「この回でサヨナラを狙え」と送り出し、結果はセンターフライ。

14回表、近藤は気迫の三者凡退。14回裏、加藤が出塁し久保が送りバントでサヨナラのチャンスをつくる。一方、一色は疲労で判断を誤り、藤尾監督も焦りを隠せない。

第131話「泥だらけの加藤の巻」

延長14回裏、1アウト二塁で島田が打席。一色は疲れながらも牽制を交えて粘投。加藤は“一色は二塁牽制でアゴが下がる”というクセを突いて三塁へ奇襲成功し、1アウト三塁に。場内はサヨナラムードに包まれる。

だが直後、三塁手・榎木の隠し球に加藤が引っかかり痛恨のタッチアウト。流れは一転し、島田も倒れて無得点のまま15回へ。

一方、墨谷のエース近藤は三塁まで進んだことで一度気持ちが切れてしまい、疲労を抱えたまま15回のマウンドへ向かう――。

箕島vs星稜との比較
14回裏、箕島の先頭打者の森川が安打で出塁後、送りバントで二塁に進み、その後ディレイドスチールで三塁へ。絶好のサヨナラのチャンスとなったが、星稜の三塁手・若狭の隠し球で刺され無得点。

第132話「勝ちに憑かれた男の巻」

墨谷対御法島の死闘は同点のまま15回へ。14回裏の好機を逃し気が抜けた近藤は、再び登板する現実に呆然とするが、丸井や谷口の激に奮い立つ。酷使に半田が疑念を抱く中、15回表を気力で無失点に抑え、仲間も観客も驚嘆。

15回裏、先頭の近藤は気迫のヒット。イガラシは交代を申し出るが谷口は拒否し、サヨナラ狙いに徹する。丸井がつなぎ片瀬が送り、井口に勝負が託されるもサードゴロ。必死のヘッドスライディングも及ばず、井口は涙で「近藤ー!」と叫ぶ。


キャプテン2 墨谷vs御法島戦の延長戦 第133話~

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第133話「心を切らすなの巻」

15回裏、必死の攻撃も実らず、井口は悔し涙を流す。試合は延長16回表に入り、墨谷ナインには「この回で失点するかもしれない」という不安が広がり始める。

1アウト後、デッドボールで御法島の4番・野北が出塁。続く5番・野上が内野安打を放ち、1アウト1塁2塁となると、墨谷の選手たちにも試合終了の影がよぎり始める。しかし谷口だけは最後まで前向きな姿勢を崩さない。

その後、2アウト1塁3塁となり、7番・久宝のライト前ヒットで、とうとう1点勝ち越されてしまう。

スコアが3対2となりイガラシ、井口、そして丸井もあきらめかけるが、加藤は「この試合はまだ動く」と強く檄を飛ばす。

2アウト2塁3塁、近藤は「どこまでも気持ちは切らさない」と気迫の投球を見せ、8番打者・榎木を空振り三振に取りスリーアウト。試合は3対2で運命の16回裏を迎える。

箕島vs星稜との比較
16回表、1アウトから4番・川井がデッドボールで出塁し、5番・堅田の安打でチャンスを広げる。続く打者の投手ゴロで1塁走者・堅田がアウトとなり、2アウト1塁3塁となった。その後、7番打者・山下のタイムリーヒットで星稜が1点を勝ち越した。

第134話「甲子園!最後のキャッチボールの巻」

16回裏、スコアは3対2。墨谷の選手たちには「甲子園が終わる」という諦めのムードが漂い始めていた。

そんな中、谷口はこの試合ずっとベンチを温めていた那須と鈴木に、ブルペンでキャッチボールをするよう指示を出す。

試合の終わりが見えたことで生き返った御法島のエース・一色は、4番イガラシをセカンドゴロ、続く5番松川を見逃し三振に打ち取り、あっという間に2アウトまでこぎ着ける。

球場中に「あとひとり」コールが響くなか、打席に入ったのは6番ファースト加藤。強い気迫をみなぎらせる加藤だったが、初球を打ち上げて、打球はファースト方向へのファウルフライ・・・。

誰もが試合終了を覚悟したその瞬間、ファーストが人工芝の段差に足を取られて転倒。打球は捕れず、ファウルとなる。

命拾いした加藤が次の球を振り抜く。打球は高々とレフトへ。レフトフライだと思われたが、上空を吹く浜風に乗って、その打球はさらに伸びていく――。

箕島vs星稜との比較
16回裏、打者2人が簡単に倒れて2アウトとなった。続く箕島・森川の打球は一塁ファウルグラウンドへ高く上がり、この時点で試合終了かと思われた。

しかし、一塁手・加藤が捕球しようとした際、この年から敷設された人工芝の縁にスパイクが引っかかって転倒。

打球を捕れず、後に「世紀の落球」と呼ばれるプレーとなった。命拾いした森川は、その後カウント2-1から左中間スタンドへ同点本塁打を放った。

第135話「甲子園から逃げられないの巻」

次号は第135話「甲子園から逃げられない」の巻となります。ここまでの内容で、すでに読者にこの試合の興味を持たせる役目は充分に果たしていますし、試合はクライマックスに突入していますので、簡単なあらすじを掲載しない場合もあります。

(あくまでもグランドジャンプを実際に手にとって読んでほしいという思いから、簡単な最低限のあらすじの掲載をしています。)

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キャプテン2「墨谷vs御法島」感想

2026年06月03日時点での感想

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第134話「甲子園!最後のキャッチボール」の巻を読むと、墨谷の選手たちに「あきらめたらそこで試合終了だよ」とスラムダンクの安西先生の言葉を掛けてあげたくなる展開でした。

那須と鈴木にブルペンでキャッチーボールをするように指示した谷口は「あきらめの悪い男 谷口」なのか、鈴木の言うように「思い出作りのため」なのか、どちらだったのでしょうか?

そして、やはり予想していたというより予想通りの展開がありました。

次号の商店街の様子が変だ!第135話「甲子園から逃げられない」では、17回の攻防は商店街の盛り上がりのなかで、特に大きなドラマもなく簡単に終わらせる気がします。それとも、18回表の近藤の投球まで描くでしょうか?

この試合でサヨナラヒットを打つのは、近藤の疲労を案じて、谷口に「14回に入るなら自分を投げさせてほしい」と訴えた松川ではないでしょうかね?

後輩思いのナイスガイなわりに、その後打者としてセンターフライに見逃し三振と、微妙な結果しか残していない松川が決めるはずです。

個人的には、脇役も目立ってる試合なので、商店街の様子が描かれるのであれば、墨谷OBの中山や山本であったり、サヨナラホームランを打ったことのある山口も久々に見てみたい気がします。

2026年05月20日時点での感想

第133話「心を切らすなの巻」を読むと、16回裏のポイントは谷口と同様に敗戦ムードの中、チームメイトに激を飛ばした加藤になりそうな気がします。

近藤を思いやる井口の姿が非常に良かったです。箕島vs星稜を再現するのであれば、墨谷の失点は今回が最後です。

多分、球威は落ちていても近藤のボールは死んでない気がしますので完投すると思います。

勝つことが前提での話ですが、さすがに近藤は無理なので、次の試合は井口とイガラシが投手のポイントとなるはずです。

ちばあきお氏は、プレイボール22巻のあとがきで、谷口の甲子園、大学、プロでの活躍を書きたいと残していました。(谷口の甲子園での活躍が、まさかの監督での活躍になるとは思ってませんでしたが)

多分、谷口監督というより、ちばあきお氏のオールスターが集まった墨谷自体が、この甲子園で最後になるはずなので、イガラシをこんな微妙な形で終わらせるはずがないと思います。

最高の野球センスと目に見えないガッツを持っているイガラシには、近藤と同様に覚醒してほしいです。

谷口キャプテン時代(中学)の「あの冷静なイガラシが泣いていた」という青葉学園との対戦でのセリフは、今でも覚えているセリフです。

2026年04月30日時点での感想

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箕島vs星稜をなぞる形なら、次の回に試合が動きそうです。墨谷の打順を確認すると第131話で隠し球で刺された加藤がホームランを打つのではないかと推測しています。(次の次の号になるかもしれませんが)

1年生の近藤の疲労を案じていた5番の松川のホームランもありえますが、二死ランナーなしの「世紀の落球」は確実に描かれると思いますので、14回裏にもヒット打っている加藤が打つと思います。

2026年04月23日時点での感想

第131話の御法島の隠し玉で、これは確実に試合を再現するのではないか?と感じました。

墨谷 対 御法島の試合が、1979年の甲子園で行われた伝説の一戦と同じ展開にするのなら、次得点が入るのは16回と18回となります。

読者の皆さんも感じてると思いますが、甲子園では可哀想なポジションになっているイガラシの活躍をやはり見たいですよね?

丸井は甲子園で、かなりいい感じになって活躍しているので、この試合では無理かもしれませんが、イガラシの準決勝と決勝での活躍を期待しています。

もう一つ、井口の捕手としてではなく投手としての活躍も見たいです。


キャプテン2「墨谷vs御法島」原作

試合の詳細は原作で確認して下さい。

キャプテン2 第19巻(2026年04月刊行)

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浪国高校を奇跡の逆転で破って、準々決勝に進出した墨校。次戦の相手は春の優勝校・御法島高校。更なる強豪に先発ピッチャーを誰にするか、迷う谷口。井口は近藤を推薦するが谷口の判断は…!?

<第19巻に収録される話>
 第121話「先発させるか? させないか?の巻」
 第122話「球歴が部長クラスの巻」
 第123話「上流階級のけだるさの巻」
 第124話「イヤホンの巻」
 第125話「準々決勝の合理的試合展開の巻」
 第126話「下町の偶然の巻」

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記事更新日:2026年06月16日 by KSTY


コメント

  1. 毎日INしているわけではなく、不定期に、ほとんど趣味で更新しているサイトなので、返信をお約束できるわけではありませんが、「キャプテン」や「プレイボール」の読者の方からのコメントがあれば嬉しいです。