キャプテン2 墨谷vs池谷!甲子園準決勝の行方 #1

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キャプテン2の甲子園準々決勝 墨谷 対 御法島は試合終了後の両チームのインタビューや交流みたいなものもなく、そのまま準決勝モードに突入しました。

そこで今回からは「キャプテン2 墨谷vs池谷!甲子園準決勝の行方」と題して、新たなページを作成し、著作権を侵害しない範囲で、試合の簡易的なあらすじと個人的な感想を交えながら、準決勝の戦いを追っていきたいと思います。

好評だった前回のコンテンツ「キャプテン2の墨谷vs御法島は箕島vs星稜の再来か?歴史的試合との比較」では、後何回の連載で終わるのか、予想がつかなかったこともあり、気がつけば10,000文字を越える長いページになってしまいました。

キャプテン2の墨谷vs御法島は箕島vs星稜の再来か?歴史的試合との比較
グランドジャンプで連載中の『キャプテン2』の墨谷対御法島の準々決勝は1979年の甲子園で行われた伝説の一戦「箕島対星稜」延長18回の完全再現なのか?得点の一致、隠し球など、偶然では説明できない共通点を比較しながら試合の行方を追ってゆきます。

通常のWEBページとして考えると、3~5ページ分ほどのボリュームに相当する内容となり、書いている側としても、試合の展開に合わせて細かく追記していく必要があり、更新作業がなかなか大変でした。

そのため現時点では、3~4ページ程度に分けることを目安にしながら、試合の流れや印象的な場面を追いつつ、墨谷高校が甲子園決勝進出を懸けて池谷高校とどのような戦いを繰り広げるのかを見ていきたいと思います。

強力打線の徳島県立池田高校がモデルと言われている池谷高校を相手に、これまでの試合で見せてきた墨谷らしい野球を貫くことができるのか?などにも注目しながら、墨谷vs池谷の試合を追っていきます。

※キャプテン2の原作に関する情報はPRを含みます。リンク先は外部サイトとなりますことをご了承下さい。

第139話「以心伝心の巻」

第139話の簡易あらすじ

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準々決勝で御法島を破った墨谷に甲子園周辺はもちろん東京でも大騒ぎとなる。

応援団は試合終了が遅く宿を取れずバスの中で一夜を過ごすことになるが、その中には応援団に紛れて甲子園まで来ていたリカやサチの姿もあった。

東京の予備校でも翌日の休講が決定し、生徒たちは全員で墨谷の準決勝を応援することに決まった。

一方、墨谷高校の選手たちは、甲子園を後にして宿泊先の旅館へ向かうが、そこでも大勢のファンに囲まれる。

部長が選手たちを休ませるため人々に呼びかけ、試合終了から約2時間後、ようやく選手たちは部屋へ戻ることができた。

その頃、大東京新聞社では、墨谷の勝利と18回を投げ抜いた近藤の活躍が大きく報じられ、決勝進出への期待が高まっていた。

旅館では、谷口が翌日の準決勝で井口を先発させることを伝える。井口は自分の先発に「ちょっとホッとしました」と答えたうえで、18回を投げた近藤は明日は休ませるべきだと谷口に話す。

その後、近藤は谷口のもとへやって来ると、中学時代から「すごい人」と聞かされていた谷口が「すごい人」である意味を今日の試合で改めて理解したと明かす。

谷口は近藤に、明日はブルペンでも投げずベンチの隅で応援して休むよう指示するが、近藤は谷口がものすごい負けず嫌いな人だと聞いていたことを話す。

さらに、今日の試合を通じて「ワイと谷口先輩の気持ちは通じ合っている」と感じたことを話し「もう……アレの事しか考えてないんでっしゃろ?」と問いかける。

そして、甲子園のマウンドに最も慣れていて「勝ち運」も持っている自分こそ、翌日の準決勝で先発すべきだと谷口に志願する。

第139話の感想

甲子園を観戦していた谷口の嫁候補

谷口が監督になってから描かれるようになった、ちょっとした恋愛要素ですが、墨谷vs御法島を観戦していた谷口ラブの4人の19歳の女子がホテルの空きもなく、車中泊することになりました。

そんな彼女たちから出た言葉が「人生初めての経験が起こりすぎて…何がなんだか…わからない……谷口にかかわったばかりに……」というもの。

当の谷口本人はというと、天然なところがあり、恋愛方面にはまったくその気がなさそうで、本人はまったく自覚していないようですが、周囲から見れば完全にモテモテの谷口です。

こうしたちょっとした恋愛要素が描かれるようになったのも、谷口が監督になってからの『キャプテン2』の面白いところですね。

部長はまだ試合を見れないのか

選手を休ませるため、通路を空けてほしいと訴えた部長は、ベンチには入っていますが、まだ試合をほとんど見ることができていないようです。

谷口を墨谷の監督へと導いたのは部長であり、部長がいなければ、今の全国を熱狂させる墨谷はありません。

墨谷はベスト4まで勝ち進み、もう充分すぎるほどの結果を残したのだから、最後は試合をしっかり観戦してほしいです。

谷口が高校2年時に部長が行った勉強会の話なども、今となっては懐かしいですね。

池谷戦は近藤が先発するのか?

近藤自身が先発を志願しましたが、私は近藤は準決勝では先発しない可能性が高いと思います。

この場面は「近藤が先発する」と見せておいて、実際には墨谷の3人の投手がマウンドに立つ展開のための振りにも感じます。

「もう……アレの事しか考えてないんでっしゃろ?」が「優勝」のことなら、谷口としては、準決勝で近藤を使って勝つことより、近藤を休ませて決勝で万全の状態にするという判断をする可能性が高い気がします。

近藤は18回を投げ抜いたばかりで、ここでさらに準決勝を先発させてしまうと、仮に勝っても決勝で近藤を使うことが難しくなります。

優勝のことを考える谷口は、すでに「明日はブルペンでも投げず、ベンチの隅で応援して休め」と指示しています。

ここで近藤が「自分なら勝ち運があるから先発したい」と言うことで、近藤は準決勝の勝利を見ているのに対し、谷口はその先の「優勝」を見ているという対比が成立します。

もし本当に決勝で近藤を先発させる展開なら、今回の「明日は休め」という谷口の言葉が後から効いてきそうです。かなり伏線らしい伏線に見えます。

むしろ「近藤が先発する」と読者に思わせるために、ここまで「先発したい」という志願を強調しているのが、ミスリードっぽいです。

第135話「甲子園から逃げられないの巻」の感想で「次戦では投手としての登板も考えられる松川、イガラシ、井口の「谷口さんのあきらめない心はすごい~谷口さんについていくしかない」という言葉が個人的には伏線な感じがしました。」と書きました。

近藤が先発になると、墨谷には他にも投手で見たい選手がいますし、キャプテン2の核である「谷口のあきらめない心」の伏線が生きてこなくなります。

そのため私は近藤は先発させずに休ませるに一票ですが「18回を投げた近藤が、翌日、さらに準決勝のマウンドへ」という展開も非常に熱いので、作者が近藤の「勝ち運」をどこまで重要視しているかがポイントですかね。

果たしてどうなるのか?第140話「起床時間を何時にするか?」の巻を楽しみに待ちたいと思います。「私はこう思う!」というのがありましたら、ぜひコメント欄に書き込んでもらえたらと思います。


第140話「起床時間を何時にするか?の巻」

第140話の簡易あらすじ

近藤は翌日の準決勝でも先発したいと谷口に申し出るが、谷口は疲労からくる「ランナーズハイ」だから落ちつけと言う。

「翌朝も筋肉痛がなければ、もう一度考えてほしい」と頼む近藤に、谷口は流れで了承する。

明日の11時プレイボールの準決勝を前に、谷口は選手たちの疲労を考慮し、通常より2時間遅い9時起床を選択する。

球場入りがギリギリになったり、プレイボールの瞬間にまだ体が目覚めていなければ思うような動きができない懸念はあるものの、2試合分の疲労回復を優先した判断をする。

選手に9時起床を伝えた後、谷口も受験勉強をせずに眠りにつくが、頭に浮かぶのは近藤の先発志願だった。

わずか4か月で野球だけでなく人間的にも成長した近藤を見て、谷口は「心が通じ合っている」という近藤の言葉を思い出すが、監督としては予定通り井口を先発させると自分に言い聞かせる。

翌朝、驚異的な回復力で、近藤は筋肉痛が全くなく、9時間の睡眠で疲労も全て取れている。

甲子園で井口とキャッチボールをさせて近藤の状態を確認した後、谷口は井口に「今日の先発も近藤で行く」と伝える。

第140話の感想

昭和54年の夏の甲子園

漫画内では、昭和54年8月20日のスポーツ新聞に大きく取り上げられ、多くのテレビでも報じられるなど「下町旋風」という言葉が象徴するように、墨谷は大フィーバーとなっています。

現在の甲子園は活躍してもフィーバーにはなりませんが、この時代の甲子園は「高校生が一生懸命野球をする」というだけではなく、「甲子園で生まれた物語を全国民が共有する」という時代だったのでしょう。

作者はかなり明確に「昭和54年の高校野球フィーバー」を物語の中に再現しているんだと思います。

甲子園で活躍する=全国区のスターだった

『キャプテン2』で描かれている甲子園の翌年、1980年夏に登場した早実の1年生投手・荒木大輔が「大ちゃんフィーバー」という社会現象になります。

甲子園史上最大のアイドルと今でも語られる荒木大輔ですが、女子が大量発生で近藤もモテモテの状況になっています。

今の時代の感覚からすると「甲子園でそんなに騒ぐの?」と思うくらいですが「甲子園で活躍する=全国区のスター」だった時代です。

1979年の甲子園は、まだ荒木大輔が出てくる前なのですが、すでに高校野球の熱は相当に高まっていたようです。


第141話「勝負師の巻」

第141話の簡易あらすじ

試合前日、準々決勝を勝ち上がった徳島代表・池谷高校は、抽選の結果、準決勝で墨谷高校と対戦することになる。

初出場ながら18回戦を戦い抜いた墨谷に対し、池谷の達監督は勝利を確信していたが、先発に選ばれたのは、前日に延長18回を完投した1年生・近藤だった。

近藤の先発という予想外の決断に達監督は驚き、谷口監督について「隠れた名将」と再評価する。

近藤は疲れを見せることなく力強い遠投を披露し、試合でも先頭打者からいきなり三振を奪って甲子園を沸かせる。

しかし、その投球を見た解説者は「やはり近藤は疲れてる」と指摘する。

1979年夏の甲子園決勝 池田vs箕島との比較
ポイントになりそう7番キャッチャー岡田が田岡に、5番サード永井が井永になっているだけでなく、名字(姓)の漢字の上と下を入れ替えただけで、1番から9番まで池谷高校の打順とポジションが1979年夏の甲子園決勝の池田 対 箕島と同じです。

第141話の感想

若僧監督 VS ベテラン監督

池谷高校が姿を現しましたが、準決勝の墨谷 対 池谷のメインは、若僧 谷口監督 VS ベテラン達監督で描かれそうな気がします。

達監督のモデルは「攻めダルマ」の異名で知られた蔦文也(つた ふみや)監督で間違いなさそうです。

蔦文也監督は、徳島県立池田高校野球部を率い、甲子園で春夏合わせて3度の全国制覇を成し遂げた、昭和の高校野球界を代表する名将です。

1982年夏から1983年春にかけて史上初の「夏春連覇」を達成するなど、池田高校を全国屈指の強豪校へと導きました。

解説者のコメント

試合が始まり、解説者の「やはり近藤は疲れてるよ」で第141話「勝負師の巻」は終わりましたが、この後のコメントはどうなるでしょうか?

2026年07月15日の第137話時点での感想で以下のように書きました。

準決勝は、決勝という頂点を目前にしたプレッシャーと、ここまで続いた連戦による体力の限界が同時に押し寄せる舞台です。

だからこそ極限状態に追い込まれ、余計な力みが消えたり、眠っていた野生の勘が呼び覚まされたりすることがあります。

その結果、積み重ねた技術だけでは説明できない、まるで「化け物」と呼ぶしかないような圧倒的なパフォーマンスが生まれることもあります。

準決勝はイガラシ覚醒かと思いましたが、近藤が「化け物」と呼ぶしかないような圧倒的なパフォーマンスを見せるのでしょうか?

次号では「精神が肉体を越えた」とか「覚醒」とかのコメントが解説者から出るのでしょうかね?


キャプテン2 最新話について

次号の予告

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次号の『キャプテン2』の第142話は、予備校の人々も心をひとつにして応援する!「勝ち運」の巻となります。

このサイトでは簡易あらすじをグランドジャンプの最新号が発売された10日目以降にしか掲載しません。

そのため原作が発売するまで待ちきれない人で、甲子園準決勝の墨谷 対 池谷の試合を追いかける人は「グランドジャンプの最新号」を読むことをオススメします。

原作を読むことがオススメ

簡単なあらすじだけでは『キャプテン2』の作品の持つ魅力の20%ほどしか伝わらないと思われます。

例えば、甲子園準々決勝の墨谷 対 御法島の2度の同点ホームランの後に、丸井と谷口が抱き合う感動的なシーンや、テレビ画面越しに谷口が加藤へ抱きつく場面を映すシーンなどは、原作を読んでこそ、その試合に込められた熱量や登場人物たちの感情がより深く伝わってきます。

最新号以外のグランドジャンプは、全てではありませんが、読み放題制のAmazon Kindle Unlimitedでも読むことができます。


記事更新日:2026年09月27日 by KSTY


コメント

  1. Uesugi より:

    はじめまして。
    感想を読んで気づいたのですが、谷口の「明日はブルペンでも投げず、ベンチの隅で応援して休め」は決勝を完全に視野に入れてますね。

    コージィ城倉氏の次回予告はミスリードを誘うのも多いので、次回予告の「翌日。日本中が凄いことになる!」は近藤のことではなさそうな気がします。

    投手としての井口とイガラシを個人的には見たいです。

    • KSTY+FW より:

      はじめまして。
      谷口の「明日はブルペンでも投げず、ベンチの隅で応援して休め」は、やはり決勝を見据えての指示と考えるのが自然ですよね。記事でもその点について触れましたが、改めて考えても、かなり意味深な台詞だと思います。

      コージィ城倉氏の次回予告はミスリードも多いので、第140話の翌日。日本中が凄いことになる!「起床時間を何時にするか?」が気になるところです。

      投手としての井口とイガラシも見てみたいですね。今後どうなるのか楽しみです!