キャラクター自動生成「Crypko ベータテスト」のレビュー

Crypko 画像1
高品質な2Dキャラクターを自動生成することができる「Crypko(クリプコ)」の二回目のベータテストは、応募者全員が参加することができます。

一回目の抽選では落選しましたが、わたしにも「Crypko ベータテスト #2」のアクセス方法が記載された参加可能のメールが来ていました。

キャラクターを自動生成できる「Crypko」には、かなりの興味を持っていて、少し時間があったので、早速、ベータテストを試してみました。

スポンサーリンク

キャラクター自動生成「Crypko」の特徴

高品質の2Dキャラクターを自動生成


Crypko(クリプコ)は深層学習(ディープラーニング)の1種であるGAN(Generative Adversarial Network)を利用して、高品質の2Dキャラクターを自動生成することができるプラットフォームです。

イラストを書くスキルを持っていなくても、高品質のキャラクターを短時間で生成することができることがCrypkoの大きな魅力であり、注目すべきところです。

生成したキャラクターや画像の権利の帰属

実際にベータテストに参加する前に、Crypkoの利用規約を熟読しました。利用者の立場から最も気になるところは第6条に記載されている「権利の帰属」です。

まず、押さえておきたいところは、Crypkoで提供される機能を用いて生成したキャラクター、画像、その他の生成物に係る著作権その他の知的財産権は、すべてライセンサに帰属するところです。

次に利用者はCrypkoで生成したキャラクター、画像、その他の生成物を、非商業的かつ私的な用途に限って無償で使用することができるといったところが重要なポイントです。

この記事を書いている時点ではベータ版ですが、正式版リリース後でも「権利の帰属」に関しては大きな変更はないのではないかと思います。

ベータ版で生成したキャラクターをツイッターなどにアップしている人もいますが、普通に考えたら、SNSやWEBサイトであったり、YouTubeなどの動画サイトはOKのはずです。

また、正式版リリース後に、有償の場合は「Crypko」のロゴを消せるのではないかと思われます。

スポンサーリンク

Crypkoベータテストの使用感

イラストの質感などは満足のクオリティー

Crypko「Create Tools」

Create Tools「生成」「融合」「属性調整」を使用して、「Crypko」はキャラクターを生成と調整をしてゆきます。

早速、「生成」と「融合」を使用して、キャラクターを生成をしましたが、手とかは不自然に出力されるところがありますが、イラスト全体の質感などに関しては申し分のない満足のゆくクオリティーの高さです。

Crypko 画像2

生成作業は無料で付与されたCPポイントを消費してゆく形ですが、表情や服装のバリエーションも豊富なので、生成された結果を見ているだけで楽しいです。

あまりに楽しいので、気づくと、いつの間にか、ポイントをたくさん使用していましたが、正式版でもポイント消費スタイルであるのなら、あっという間にポイントがなくなってしまうので、利用者は注意したほうがよさそうです。

属性調整のプレビュー機能が動かなかった


Create Toolsのなかにある「属性」「表情」「目の色」「顔の色」を細かく調整することができる「属性調整」は、自分のイメージしたキャラクターに、より近づけることのできる素晴らしい機能です。

上の画像を元にして「属性調整」を使いましたが、わたしの使用しているブラウザ「Chrome」の環境だと、元々、その機能があるのかないのかは、わかりませんが、プレビュー機能が反応しませんでした。

調整のパラメーターを動かして変更ボタンを押すと、ポイントが消費される仕組みですが、変更ボタンを押すまでは変更したイラストを確認することができません。

まだベータ版で試したいことがあり、無駄にポイントを消費したくなかったことので、上記のイラスト画像の目を閉じた、下画像だけを「属性調整」を使って作りました。

Crypko09-2

スポンサーリンク

Crypkoで生成したキャラクターと使用用途

生成したキャラクターのギャラリー

まだ半分以上ポイントが残っているので、再度試してみようと思っていますが、以下のギャラリーが「Crypko ベータテスト」で作成した画像です。

Crypkoの使用用途

Crypkoキャラクター06
わたしのCrypkoの用途だと、もし使用する場合は楽曲配信時のアートワーク制作でのキャラクター使用になりますが、非営利配信とは言え、Apple MusicやAmazon Musicなどへ配信する以上、Crypkoの利用規約の「権利の帰属」にある「非商業的」の捉え方は人それぞれです。

そのため、もしCrypkoで生成したキャラクターをアートワークで利用する場合は、直接、問い合わせる予定です。

動画を作っている人などは、サムネイル画像も重要となりますが、Crypkoで作ったキャラは目を引くことができるので、利用価値は充分にあるはずです。

短い時間使ってみただけですが、「Crypko ベータテスト」を使ってみて、イラストの世界にも本格的にAIの時代が到来したと言っても間違いないと感じました。

実際に実用レベルで使用する場合は、当然「Crypko」のロゴを外して利用することとなると思いますが、流石に無料での利用というのはないはずです。

その場合に重要なのはやはり設定された価格となりますが、どのくらいの価格になるのかなどは、正式版リリース時に確認したいと思います。

Crypko 公式サイト

記事公開日:2022年03月26日 by KSTY

Ads Blocker Image Powered by Code Help Pro

広告ブロッカーが検出されました!

広告ブロッカーが検出されました。

サイトを閲覧する方は

広告ブロッカーを無効にしてください。