ドラゴンボール超 ブロリー – 視聴メモ(作品評価 S)


世界的に人気の鳥山明さん原作コミックの「ドラゴンボール」の劇場版アニメーション 第20弾の記念作品になるのが「ドラゴンボール超 ブロリー」です。

2018年12月14日に公開された映画「ドラゴンボール超 ブロリー」を公開初日に観てきました。

ネタバレがありますので、これから映画を観る方は注意して下さい。

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ドラゴンボール超 ブロリーのストーリー&主要キャスト

映画のストーリー

<映画のストーリー>
映画はフリーザ軍とサイヤ人の歴史からスタートしますが、話の舞台は「力の大会」が終わった後になります。

さらなる高みを目指し修行に明け暮れる孫悟空とベジータの前にブロリーが現れ、力の大会後にウィス(天使)に生き返らしてもらった、悟空へのリベンジを願うフリーザも巻き込んだ闘いが始まります。

壮絶なバトルがメインの映画ですが「すべての始まり」の物語が映画の初めで描かれています。

サイヤ人の歴史と異なる道を歩む三人のサイヤ人の描き方は非常にヒューマンタッチで見応えがあります。

普通の映画だと「惑星崩壊」はクライマックスのシーンですが、当然「ドラゴンボール」では、過去のシーンですので冒頭に来ます。

悟空を地球へ逃してあげる両親の姿であったりは、話を知っていても感動します。

悟空の父親 バーダックや母親 ギネだけではなく、ギニュー特戦隊、ドドリア、ザーボンなどの懐かしのフリーザ軍も映画冒頭で登場し、思わず「お〜」と言いたくなります。

映画の登場人物

孫悟空/野沢雅子
ベジータ/堀川りょう
ブロリー/島田敏、森下由樹子(幼少期)
フリーザ/中尾隆聖
ブルマ/久川綾
ウィス/森田成一
パラガス/宝亀克寿

今作ではブルマの声優さんが、鶴ひろみ さんから久川綾 さんに変わっています。

大人気作品のメインヒロインですので、本人は相当プレッシャーがあったと思いますが、観ていてまったく違和感がなかったです。
(ブルマの第一声には誰もが注目したと思います。)

声でひとつ気になったのが、子どものラディッツ(悟空の兄)の声が、ピラフの声にしか聞こえなかったことです。

<作品データ>
タイトル:ドラゴンボール超 ブロリー
製作:2018年
時間:100 分
出演:孫悟空, ベジータ, ブロリー, フリーザ, ブルマ, ウィス
監督:長峯達也
原作:鳥山明
視聴日:2018年12月14日
作品評価:S

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ドラゴンボール超 ブロリーの感想 – 作品評価S

ドラゴンボール超 ブロリー 映画館
パンフレット込みですが、特別仕様のプラスチックのドラゴンボールに入ったポップコーンなども買いました。

使いもしない下敷きや塗り絵なども買い、チケット抜きで5,000円くらい使いました・・・

湯呑は少し悩みましたが、わたし熱いお茶は飲まないのでやめました。

後、映画の半券でもらえるステッカーももらってきました。尚、上記画像は映画館の人に許可をもらって撮影しています。

鳥山明がストーリーに関わっているだけで満足

スター・ウォーズやクリード含むロッキーシリーズなどと同様に、新作を観ることをできるだけで幸せなので「ドラゴンボール超 ブロリー」も作品評価は「S」です。

前作の劇場版「ドラゴンボールZ 復活の『F』」と同様に、鳥山明さんが自ら原作・脚本・キャラクターデザインを担当しています。

わたしは鳥山明さんが原作から離れた「ドラゴンボール GT」や、原作に関わっていない映画には思い入れがありません。(同じような人は多いと思います。)

そんなこともあり鳥山明さんがストーリーに関わっている作品の新作を観れただけで幸せです。

3人のサイヤ人の父親

ドラゴンボール超 ブロリー 公式画像

これだけファン層が広いと、どの世代にも100点満点の内容を求めるのは「ドラゴンボール」だけでなく、どの作品でも、まず無理な話です。

そんな中で「ドラゴンボール超 ブロリー」は親子2世代で観ても楽しむことができるのではないかと思います。

バーダック、パラガス、ベジータ王の3人のサイヤ人の父親が出てきますが、ここ10年の日本の親子関係を映し出している気がしました。

親子で観に来ていた人も、たくさんいましたが、親は悟空の父親 バーダックに共感したのではないかと思います。

<バーダックのセリフ>
どうせカカロットの潜在能力じゃ、飛ばされる運命だ。だったら少しでもマシな星に飛ばしてやる

〜地球という遠い星をプログラムしておいた。技術力も戦闘レベルも低い人間のいる星だ。お前でも生きていけると思う。

カカロットとの別れのシーンはジーンと来ました。この後、バーダックの死の予感通りに、惑星ベジータはフリーザの手により消滅します。

連続アニメの「ドラゴンボール超」のトランクの未来編の最終話の悟飯とトランクの別れのシーンも、すごい感動しますが、今作も感動シーンがありました。

ドラゴンボールであることを忘れる展開ですが、子どもは観ていて「どなっちゃうの?」という不安な気持になります。

この直後から、すべての始まりから40年と1年の後の「力の大会」の後の子どもたちが期待していた「ドラゴンボール」の話になってゆきます。

現在の悟空の登場で、重苦しい空気がパッと晴れます。

ドラゴンボールならではのギャグ要素

ブルマの5歳若返りの願いと、フリーザの5センチ身長が伸びたいなど、ドラゴンボールならではのシーンがありましたが、個人的にはビルスがブラ(ブルマの娘)の子守を押し付けられるところなどは、すごく好きです。

ラストのほうで、しっかり子守していたみたいな感じのシーンが出てきますが、将来、破壊神ビルスとブラの友情関係?みたいなものも生まれるのではないか?など、いろいろ想像させてもらえます。

例えばブラがビルスの耳をイタズラで引っ張っても破壊されないなど・・・いろいろ楽しみです。

バトルが中心ですが「過酷ってなんだ?」という悟空のボケであったり、予想通りのフュージョン時のベジータのリアクションなど、合間でギャグ要素が入ってくるので、観ているほうは全然疲れません。

ゴジータ参戦は事前に知りたくなかった

映画製作開始の情報あたりだと「身勝手の極意」が見せ場の映画になるのかな?と思っていましたが、まさかの「ゴジータ」でした。

フュージョンは事前に公式で「ゴジータ参戦」の情報が出ていたのですが、個人的には当日まで知りたくなかったかな?

スーパーサイヤ人ブルーのときも観る前にグッズ売り場でわかりましたが、知らないで観た人は間違いなく大興奮です。(このネット社会では難しいかもしれませんが・・・)

ゴジータだけでなくブロリーにしても鳥山さんが公認のドラゴンボール正史のキャラクターが増えるたびに、ドラゴンボールに関わるおもちゃメーカーやゲームメーカーは膨大なお金になって来ますので大喜びなのが目に浮かびます。

映画後の展開を勝手に想像

ブロリーが破壊神ビルスよりは強いのは確実です。フリーザ側にブロリーが付くはずもないですし、フリーザもそれは知ってる気がします。

それ以前にフリーザは「力の大会」で共闘しているイメージのせいか、今作でも悟空への復讐心がそこまである感じがしないです。(悟空も気づいている感じです。)

永遠の命にあそこまでこだわっていたフリーザは、すでに永遠の命にこだわっていませんし、強さに対するこだわりもあまりない感じがします。

となるとさらなる強敵が出てくるでしょう。悟空もそれを感じているのかブロリーに「教えたいこともある」と最後に言っています。

最近は悟空とベジータのツートップでしたが、新たにブロリーが加わり、悟空、ベジータ、ブロリーの純粋サイヤ人、3枚看板でゆくのではないかと思います。

それくらい映画の中でブロリーは魅力的に描かれていました。

アマゾンプライムで無料で観ることができたので、事前に過去のブロリーが登場する映画を観ようかどうか迷ったのですが、鳥山さんの描くブロリーを感じたかったので観ませんでした。

そんな、わたしが感じた今作でのブロリーは、とても好印象でした。

すでにマンガのほうで新章がスタートの情報が出ていますが、今後の展開が楽しみです。

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