FLY IN THE AIR/KSTYオリジナル曲 (2016年)

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FLY IN THE AIR – 制作メモ

VOCALOIDをメインボーカルにしたオリジナル曲の第一弾が「FLY IN THE AIR」で、2016年11月30日より「iTunes Store」「Amazon」「Mora」「レコチョク」などで購入することができます。

このサイトのデザインのベースにした「FLY IN THE AIR」自体は10年以上前に作った曲で、ストックリストに入れていた曲です。

FLY IN THE AIR feat.Lily ジャケット

曲のエピソード

あるアーティストから仕事で楽曲依頼されたときの、2曲作ったなかの1曲で、個人的にはこちらのほうが推しだったのですが、もう1曲が選ばれた記憶が何となく残っています。

当時はこんな感じのメロディーを好んで作っていたのだなと、しみじみしながら「FLY IN THE AIR」のリアレンジをしました。

メロディー・ラインに関しては、ほぼ変更していませんが、サビの前に、もう8小節あったのですが、ないほうがメッセージが明確に伝わるので削りました。

VOCALOID Lilyに合わせてキー調整や、譜割り変えを細かく行っていますが、個人的にLilyは一番初めに購入した、もっとも使いやすいVOCALOIDで、心地よい作業をすることができました。

曲のストーリー

曲の主人公は
「自分が誰であるかを理解するために飛びたった大空で」
「自分が誰でないかを理解して社会に対しても自分に対しても失望することになる」

ただ「生涯かけて守りたいと思える対象に出会い」
もう一度だけ「取り戻すために」羽を広げる決心をするというストーリーです。

歌詞の「性懲りもなく 打ち消し合った その意味をたどっている」からも推測できるように、目的地は明確なため、浮かんでいれば、たどり着くことができるという意味もあり「IN THE SKY」ではなく「IN THE AIR」にしました。

歌詞はかなり変更しましたが、核となるサビのフレーズは昔の歌詞のまま、かなり残っています。それでもネガティブななかでの再生ではなく、ポジティブななかでの再生に変わっているので、まったく別の世界観になっています。

<楽曲データ>
楽曲名:FLY IN THE AIR
アーティスト:KSTY feat.Lily
作詞/作曲/編曲:KSTY
リリース日:2016年11月30日

サウンドメイク & アレンジ

ピアノ、エレキギター、アコギ、ストリングスとポップスの王道的な楽器構成で、アレンジ自体は、ほぼ以前のままです。

ただ、シンセサウンドは「Boy Meets Girl」でもテストしたUVIのポリフォニック・アナログシンセサイザー「PX Apollo」を新たに加えています。

一番時間がかかったのは「UH〜」「AH〜」のコーラスです。わかりにくいかもしれませんがIK Multimedia「SampleTank 3」のコーラスを何重にも重ねました。

ミックス & マスタリング

トラック制作は「Cubase」で行いましたが、ミックス&マスタリングは「SONAR Platinium」で行いました。

ミックス時には全チャンネル「ProChannel」のEQを使用していますが、やはりミックスのメインはWAVESのコンプとEQです。

エレキギターをディレイで左右に完全に振り切る方向性もあったのですが、ありきたりかなと思い、アコギを左に振り切ったこともあり、かなりセンターより配置しました。

ボーカルトラックはエフェクト処理の後にボリュームデータを細かく書いています。当然、クラックノイズも除去しています。

マスタリング時のマキシマイザーには「WAVES L3-LL」を使用しています。「L3」と「L316」も試しましたが、この曲には「WAVES L3-LL」がフィットしました。

記事公開日:2017年05月08日 by KSTY

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