発行部数470万部を越えている高野 苺 原作の人気コミックを実写映画化した「orange オレンジ」を2018年10月10日にAmazonプライム・ビデオで視聴しました。
実写化映画「orange オレンジ」のストーリー&主要キャスト
ストーリーはファンタジックな青春ストーリー
高校2年生の春、主人公の菜穂(土屋太鳳)に10年後の自分から転校生の翔を好きになることや、1年後に翔(山﨑賢人)は死んでしまっていることが書かれた手紙が届く。
手紙には10年後の自分と同じ後悔を繰り返さないための未来を変えるためにやるべきことが書かれていて、運命を変えるために菜穂は動き出すというファンタジックな青春純愛ストーリー。
<映画のテーマ>
大切な人の未来を救えるのなら、臆病な「イマ」もきっと変えていける。
そう教えてくれたのは、10年後の自分からの手紙。
主要キャスト
高宮 菜穂(たかみや なほ)/土屋太鳳(つちや たお)
成瀬 翔(なるせ かける)/山﨑賢人
須和 弘人(すわ ひろと)/竜星涼
村坂 あずさ(むらさか あずさ)/清水くるみ
茅野 貴子(ちの たかこ)/山崎紘菜
萩田 朔(はぎた さく)/桜田通
上田 莉緒(うえだ りお)/真野恵里菜
製作時にNHK連続テレビ小説「まれ」で共演した土屋太鳳さんと山崎賢人さんのコンビで「orange オレンジ」は話題だったらしいですが、「まれ」を観たことがないです。
多分、土屋太鳳 さんの出演する作品を観たのは、この「orange オレンジ」が初めてだと思います。
タイトル:orange オレンジ
製作:2015年
時間:139 分
出演:土屋太鳳, 山﨑賢人, 竜星涼, 山崎紘菜, 桜田通, 清水くるみ
監督:橋本光二郎
原作:高野苺
主題歌:コブクロ「未来」
視聴日:2018年10月10日
作品評価:A
orange オレンジの感想(作品評価:A)
orangeは純粋に良い映画
原作を読んだこともなく簡単な映画「orange オレンジ」の作品の解説のみで視聴しましが、純粋に良い映画だと感じました。
ただ人気の原作の実写化映画ということもあり、視聴後に作品レビューを見ると原作を読んでいる人からは少し辛口かなという印象です。
わたし自身は田舎のない人間なので、田舎で繰り広げられる、どこかノスタルジックな感じの話が好きなので、原作が誕生した長野県松本市を舞台にした「orange オレンジ」は映像的にもすごく良かったです。
ドラマ「愛という名のもとに」を思い出す
青春純愛ストーリーであると同時に仲良し男女グループの友情物語でもある「orange オレンジ」を視聴しているときにドラマ「愛という名のもとに」を思い出しました。
大学時代と高校時代のグループとの違いはありますが、土屋太鳳さん、山﨑賢人さん、竜星涼さんが演じる高宮 菜穂、成瀬 翔、須和 弘人の主演の3人は「愛という名のもとに」の鈴木保奈美さん、唐沢寿明さん、江口洋介さんと少し重ねてみたりしました。
高校生が抱える問題としては重い
当然、浜田省吾さんのドラマ「愛という名のもとに」の主題歌「悲しみは雪のように」も思い出しましたが、曲の以下のフレーズが頭を過りました。
君は怒りの中で 子供の頃を生きてきたね
でも時には誰かを 許すことを覚えて欲しい
泣いてもいい 恥じることなく 俺も独り泣いたよ
「許す」という言葉に着目すると、翔(山﨑賢人)は「母親が死んだのは自分のせいだ」と自分を責め、自分が許せなくて苦悩するのですが、高校生が抱える問題としては重過ぎます。
映画「砂時計」も子どもを残して母親が自殺しますが、それを理解して救おうとする同級生たちも、人生を大きく左右するかなりの問題と関わり向き合うことになります。
わたしの高校生時代は、こんな難しい問題は身近なところではなかったです。
未来と過去行けるならどっちへ行きたい?
映画のなかで「未来と過去行けるならどっちへ行きたい?」と出てきますが、今の高校生はどっちに行きたいのかな?とちょっと聞いてみたくなりました。
わたしは、未来へ行っても、すでに存在してないかもしれませんし、過去へ行って一体何するの?という感じなので、どちらも行きたくないです。
ただ人気コミックの実写化映画なので「カットしても良さそうなところ」はカットできない場面だったのではないかと勝手に納得しました。
TVアニメにもなっているので、時間のあるときにアニメ版「orange オレンジ」も視聴したいと思います。