半年ぶりになりますが、2017年02月12日にカバー曲「500マイル feat.ギャラ子(柴咲コウ)」をYouTubeにアップして公開を開始しました。
2016年の福山雅治さん主演のテレビドラマ『ラヴソング』の挿入歌として使われた「500マイル」の原曲はPeter Paul And Mary「500 miles」で、日本語詞は忌野清志郎さんです。
楽曲名:500マイル
アーティスト:KSTY feat.ギャラ子
作曲:Hedy West
作詞:Hedy West/日本語詞:忌野清志郎
編曲:KSTY
原曲:Peter Paul And Mary「500 miles」
500マイル – 制作メモ
500マイルの選曲理由とエピソード
実はまったく編曲する予定になかった曲ですが、テレビドラマ『ラヴソング』を録画したものを一気に観たこともあり、ヒロインの藤原さくら さんの歌う「500マイル」が、耳に残ったというより、頭から離れなくなりました。
特に曲中の「抑えて」を繰り返すところが好きなのですが、せっかくなのでカバーすることにしました。
昔、福山雅治 さんと柴咲コウ さんが共演したドラマ『ガリレオ』を観ていたのですが、柴咲コウさんの声質が「500マイル」にフィットしそうだったので、メインボーカルはギャラ子(galako)にしました。
作っていて忌野清志郎さんの日本語訳詞は本当に素晴らしいと思いました。昔「ずっと夢を見て安心してた僕は〜」のフレーズが印象的な「Day Dream Believer」の日本語訳もそうだったんですが、「適当なようでこれ以上完璧な歌詞はない」という表現が清志郎さんの歌詞には良く当てはまります。
後、「500マイル feat.ギャラ子(柴咲コウ)」を作っていて、1マイルの長さ、約1,609メートルなので、500マイルは約800kmになりますが、アルフィーの曲「星空のディスタンス」に「たとえ500マイル離れても」「Five Hundred Miles 君に遠すぎて」という歌詞があったなと想い出したりもしました。
アレンジ&サウンドメイク
アレンジの方向はノスタルジックな世界で、曲中にドラマ感を出したいということに終始していて、ロッド・スチュワート(Rod Stewart)の名曲「Sailing」のイメージが頭にあったので、その方向でアレンジしました。
譜面もコードも何もない状態からスタートさせたのですが、ドラマ「500マイル」のキーではなく、ギャラ子にもっとも合うキーにしています。
2016年12月にリリースしたオリジナル曲「After the Rain Stops」のメインボーカルはCHIKAですが、ギャラ子用に作っていた曲で、声質等の特徴はつかんでいたこともあり、ボーカルトラックで、とくに苦戦したところはありません。
今回テストしたソフトシンセはIK Multimediaのアコースティックギター・ライブラリ「American Acoustic」で、弾いていて気持ち良かったです。
後、アコギメインで左右にアコギがあり、これ以上のコード楽器は必要ではないので、入れるか入れないか迷ったのですが、一発録音したピアノも、なかなか良く弾けたので入れることにしました。
ミックスダウン & マスタリング
ミックスダウン&マスタリングで実験したプラグインは「Cakewalk CA-2A」と「Waves API 2500」です。
キャンペーン時にCakewalkから無償で頂いた「Cakewalk CA-2A」はボーカルとコーラスのコンプとして使用しました。
マスタリング時のコンプレッサーには、アコギメインの曲というのは、ほとんど作らないのということもあり「Waves API 2500」を使用してみました。
API独自のトーンの決め手となるTHRUSTのパラメータは、NORMにしていますが、それでも良い質感になったと思います。
マスタリングEQはリアルボーカルの楽曲では、頻繁に使うのですが、ボーカロイド楽曲でははじめて「Brainworx bx_digital V2」を使用しました。また、最終リミッターには「Waves L3-LL」を使用しています。
500マイルの動画作成
前の2作が時間がかかった割に、たいした出来ではなかったので、キャンペーン時に購入して使用していなかった「心に響くフォトムービー3」というフォトムービー作成ソフトを「500マイル」の動画作成に使用しました。
「心に響くフォトムービー3」で書き出したムービーを「Movie Studio13」に取り込んで編集しています。
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